まずどの部分を受けると良いのが決めましょう。がん検診には5つの種類があり、胃、大腸、肺、そして女性であれば子宮と乳房が対象となっています。どの部分が推奨されるのかは人によって異なります。たとえば親族にがんを罹患した人がいるのであれば、その部分を、また生活習慣でお酒やたばこを嗜むのであれば、大腸と胃そして肺という選択肢になります。
また女性であれば、子宮と乳房の検査は欠かせません。特に子宮と乳房は2年に1回の検診が推奨されていますので、すすんで受けるようにしたいところです。がん検診を受ける部分を決めたら、まずがんがあるのかどうかを検査します。これを1次検査のスクリーニングといって、異常が認められる人とそうではない人が振り分けられることになります。
ここで異常がない人は一安心ということになりますが、定期的な検査を受けることが大切です。もし異常があった場合でも落胆する必要はありません。がん検診はあくまでも検査ですので、その部分が悪性でありそして治療が必要なものなのかは、もっと詳しく検査する必要があります。2次検診ということになり、精密検査で調べることになります。
しかしこの段階でも治療の必要性がないということもありますので、異常がどのようなものなのかをはっきりさせることが大切ですので、必ず1次検査で引っ掛かった場合は精密検査を受けるようにしましょう。仮に異常があっても自覚症状がない場合は、初期の段階であることが多いですので、早く治療をすることで完治する可能性が高くなります。