忘年会や新年会が続いたり、親戚の集まりに参加すると、いつもよりたくさんお酒を飲んだり、酒のつまみに串カツや焼き鳥などを食べたりするので、そのあいだはずっと、胃もたれに苦しんでいるという方もあるでしょうね。20代や30代の頃は、どれだけ食べても、こんなに胃が苦しくなることはなかったのにと、不思議に思う方もあるでしょうが、加齢により、代謝機能が衰えるので、消化が鈍くなってしまうのは仕方がないことです。翌朝になっても、胃もたれや二日酔いが続いたときには、今は良い市販薬がたくさんあるので、それで治すことが出来ますが、その状態が何日も続くようであれば、さすがにお医者さんに診てもらった方がよいでしょう。ただの胸やけや胃もたれだと思っていたら、胃がんや大腸がんが発見されるということもあるので、体調が悪いときは、我慢することなく、病院に行くことが大切です。
ただしがんは、初期の頃は自覚症状がなく、体調が悪いとすら感じないので、末期になってから見つかるのを避けたいなら、がん検診を受ける必要があります。がん検診を受ければ、自覚症状がない、まだ小さながんであっても発見できるので、それからすぐに治療を受ければ、末期の状態に移行するまでに治せます。近年、日本人は欧米化の食生活により、胃がんや大腸がんにかかる人が増えてきましたから、自分だけは大丈夫だとは思わず、健康で長生きするために、年に一回はがん検診を受けるようにしましょう。